抗がん剤治療の副作用で眉毛が薄くなったり抜けてしまったりすることは珍しくありません。「治療に集中したいのに、鏡を見るたびに気持ちが沈んでしまう」という声を耳にすることがあります。この記事では、身だしなみを整える選択肢のひとつとしてのアートメイクについて、脱毛の一般的な仕組みと合わせてお伝えします。施術を検討される場合は、必ず主治医への確認を前提としてください。
抗がん剤の多くは、がん細胞のように分裂の速い細胞に作用する性質を持っています。毛を作り出す毛母細胞も分裂が活発なため影響を受けやすく、頭髪だけでなく眉毛やまつ毛にも脱毛が生じることがあります。一般に投与開始から2〜3週間ほどで脱毛が始まるとされていますが、薬剤の種類や治療内容によって影響の出方は異なり、個人差も大きいため、詳しい経過は主治医・医療スタッフにご確認いただくのが確実です。
治療終了後は、数か月かけて産毛のような毛が生えはじめ、時間をかけて元の状態に近づいていくとされています。ただし毛質が変わったり、生えるまでの期間に個人差があったりすることも報告されています。
眉毛が薄い・ない状態が続くと、メイクで毎日眉を描く負担が大きくなったり、汗や涙で崩れやすくなったりすることがあります。アートメイクは皮膚に色素を入れて眉のかたちを補う施術で、こうした日々のメイクの手間を減らす選択肢のひとつになり得ます。ただし、あくまで美容目的の施術であり、がん治療そのものに関わるものではありません。
※ アートメイクは治療の副作用に対する医療的な処置ではなく、あくまで美容目的の施術です。治療方針や体調に関することは、必ず主治医にご相談ください。
治療中・治療後は免疫力や皮膚の状態、血液の状態などが通常と異なる場合があります。そのため、アートメイクを検討する際は自己判断で予約を進めず、まず主治医に「施術を受けても問題ないか」「適したタイミングはいつか」を確認することが欠かせません。治療内容によっては、免疫抑制状態や出血傾向、皮膚の敏感さなどから施術を控えたほうがよい時期もあります。アートメイクのリスク・禁忌に関する記事もあわせてご参照ください。
主治医の確認が取れたうえでご相談いただく場合は、現在の治療状況や体調について、カウンセリング時に詳しくお聞かせください。無理のないタイミング・デザインをご提案します。
抗がん剤治療でなぜ眉毛が抜けるのですか?
抗がん剤の多くは細胞分裂が活発な細胞に作用するため、毛を作り出す毛母細胞にも影響が及び、頭髪だけでなく眉毛やまつ毛にも脱毛が起こることがあります。投与開始から2〜3週間ほどで始まることが多いとされていますが、影響の出方には個人差があります。
治療後に眉毛は元に戻りますか?
一般的には治療終了後、数か月かけて産毛のような毛が生えはじめ、時間をかけて元の状態に近づいていくとされています。ただし戻り方や期間には個人差があり、毛質が以前と変わることもあります。詳しい経過については主治医にご確認ください。
治療中でもアートメイクは受けられますか?
治療中は免疫力や皮膚の状態が変化しているため、施術の可否は必ず主治医の判断を確認してから検討する必要があります。自己判断で予約を進めず、まずは治療を担当する医師に相談することをおすすめします。
抗がん剤治療による眉毛の変化は、多くの方が経験する副作用のひとつです。アートメイクは身だしなみを整える選択肢になり得ますが、治療そのものに代わるものではなく、必ず主治医への確認を前提に検討してください。ご相談の際は、現在の治療状況をお聞かせいただければ、できる範囲で丁寧にご案内します。
まずはご相談ください
治療中・治療後の身だしなみについてのご質問は、LINEまたはお問い合わせフォームで承っています。主治医にご確認のうえ、お気軽にご連絡ください。